藝大の卒業・修了展に行く、ゲームより厳しい世界
Xのポストで東京藝術大学の卒業・修了展があるという話を知ったので行ってきました。
普段は見ないもの、意識外のものを体験するために足を運びました。
場所など、長い時間を経た建物は魅力的にみえる
東京美術館とその近くにあるキャンパスで展示を見てきました。
驚いたことに若い人がすごく多く活気がありました。他の美大とか専門学校の人と予想しましたがどうでしょうか。
藝大のキャンパスはとても雰囲気がありましたが、狭いという印象でした。
展示をみてまわる、お洒落な人たちの間を縫う
見て回った感想ですが、教養がないと理解できない部分があるのか、説明する資料がたくさんある作品がまあまああるという印象です。
ゲームで例えると楽しく遊ぶために説明がたくさんあるので、人を選ぶことになって勿体無いと思いました。
説明しなくても伝わるは難しいが、見て伝わる凄さが必要。。。ゲームのグラフィックスに凝った末路は皆さんご存知の通りですが。。。
結局、立ち止まった作品は、単純に刺激があるもので、大きい、複雑、精密、動き、音があるものでした。
難しいですね、人の注意を引く必要があるものはこのあたりのすぐ分かる刺激を取り入れる選択肢を外すことはできないのでしょうか。
映像で語らせる作品も散見されて、このタイプのものが廃れていないことに感動しました。
昔のアニメが好きなおじさんたちが好きな世界が残っている???という期待が少し出ました。
感想、たぶん芸術より工芸が好き
どの分野でも、商業クリエイティブの強い刺激に慣れた人たちにどのようにアプローチするかは避けて通れないと思いました。
見て回った結果、自分自身も大きいもの、細かいものが好きなのでつまりは視覚的な刺激が強いものが好きだと実感しました。
もしくは、昔の絵のように物語があるものに惹かれるということが分かりました。
物語を追うだけで楽しいですから。ブリューゲルみたいなのが好きなのでその影響は色濃いのかもしれません。
最後に
素材をメインにしたものはやはり現実だからこそと感じました。
藝大のキャンパスの雰囲気はとても良かった。木造でボロボロの守衛室が特に良かった。
ゲームは、Steamのような個人で制作した物が売れる場所があるが、美術品はメジャーなものがない。
そのためNFTに期待してしまった気持ちがよく分かった。
個人の制作物をマネタイズする場所が圧倒的に数も大きさも不足しているので、ゲームよりもずっと厳しい世界に感じた。